「第1回昭島矯正展」に行ってきました。
立川昭和記念公園の西側、むかし3本煙突などが立っていた立川基地跡地ですが、ここ数年開発されているのをご存知でしょうか?
矯正施設など集約化 受刑者の高齢化にも対応 国際法務総合センター落成 - 産経ニュース
国際法務総合センター
ここ昭島市”もくせいの杜”*1に2017年建設され今年4月から全施設での運用を開始する「国際法務総合センター」は、首都圏に分散している法務省下の施設を集約する目的で整備されたものです。
国際法務総合センターには
が入りますので法務省の実働部隊の本部のようなものですよね。
http://www.moj.go.jp/content/001175345.pdf
今回はこの中でも被疑者や受刑者等を拘置・拘留・収監する施設*3で働く職員の研修施設である矯正研修所の「第一回昭島矯正展」が開催されました。
この辺りでは他に、立川拘置所で行われる「立川矯正展」(通称 あすなろフェスタ)がありますね。
矯正研修所
富士見丘小や昭島変電所、あきしま相互病院などに面したランドリーゲート通りの緑化された歩道を歩いていくと正面入口が見えてきます。
入り口横では救急車や消防車の展示や消化体験(消火ホースで火のマークに水かける、アレです)、地震体験もやってました。お昼すぎ頃までは最新鋭のVR防災体験車なるものもありました。
さて、施設内では関連施設・団体の広報展示や性格診断コーナーがあり、中でも人気なのが施設の食事を食べれる「体験給食」なのですが、
行ったのがお昼すぎというのもあり、完売しておりました…。
因みに明日も200食限定販売します。朝ごはんのつもりで行ったほうがいいかもしれませんね。
代わりと言ってはなんですが、無料配給の豚汁をいただきました。豚コマ多めで美味しかったです。
この手のイベントでは恒例、刑務所作業品販売スペースです。横須賀刑務所のブルースティックは当たり前のように3本セットで売りますし、網走刑務所の布製品はもうアンテナショップみたいな網走監獄デザインです。
メインディッシュ 医療刑務所見学
矯正展のある意味メインは施設見学です。ここでは中々見ることのできない医療刑務所の施設内見学が可能なのですが…、
もちろん、撮影・録画は禁止です。
入り口が異なる医療刑務所へは護送車に乗って向かいますが乗車時にビニール袋を渡され「電源を切って入れて口を閉じてください」と案内があります。
護送車体験乗車、中は 一見普通のマイクロバスですが後方にトイレがありました。そんなに長時間乗るんですかね…。
護送車はすぐ隣の「東日本成人矯正医療センター」に入っていきます。
敷地内の駐車場には医療刑務所らしく救急車があるのですが、側面の表記は「法務省」。これで公道走ったりもするんでしょうね、見かけたら相当レアです。
建物外側の通路を通って門が開くと、受刑者等のためのロータリーに到着します。
この医療刑務所、一番外側の塀は人の背丈も無いほど低い壁とフェンスで一般歩行者への圧迫感を減らし、敷地内道路を挟んで2階相当の壁で安全性を確保するという構造になっています。
この他にも医療刑務所なので脱獄等緊急時と救命救急時で押すボタンやブザーが違ったりと滅多に見れない“ウラガ
この先も面白い(?)工夫や設備がたくさんあるのですが…それは実際行ってみてください。
http://www.moj.go.jp/content/001280656.pdf
昭島矯正展、2月17日(日)09:00~15:00まで開催です!